四国の端、柏島
食事後、次に向かうのは、これまた四国の端にある柏島というところ。
国道321号線から大月町で県道43号線に入る。どうやら標識を見過ごしたらしく、ずいぶん行き過ぎてしまう。
柏島に着く手前に、1923mという長い長い大堂トンネルを抜けたら、相当高度が上がっていて、そこから見える絶景がなんとも圧巻。
1時間ほどで到着。ここは最果て、といった感じは薄く、港があり船も多く家も多い。若者が集まっていそうな民宿もたくさんある。ここの海は透明度が高く、船が宙に浮いているようにみえる、映えるスポットで、スキューバーダイビングも人気らしい(のを後で知った)。たしかに沖縄っていう感じか。

足摺岬
次はいよいよ足摺岬へ。
県道を戻り、国道321号線に合流し、東へ走る。今日はずっと、海沿いを走る道がとてもいい景色。最高のドライブです。
土佐清水市を抜け、1時間少々で足摺岬に到着。近くなるにつれて、いかにも観光地らしいホテル群が増えてきて、駐車場の心配を始めたが、遊歩道の入り口のところに無料駐車場があり、ちょうど停めることができた。

遊歩道を5分ほど歩いて到着。うう、これが足摺岬の灯台。本やパンフレットでよく見る足摺岬はこんなに近くないもんな。いわゆる観光地あるあるで、実際に見たらあれっ、というやつでした。
そこで入り口近くまで戻って、展望台に登って見たのがコレ。

そうそう、これが足摺岬なんですよ。はい。
道の駅ビオスおおがた
さてこれから、四万十市へ行き夕食の買い出し、黒潮町の道の駅ビオスおおがたで車中泊の計画、とします。
四万十市のスーパーフジで、惣菜のカツオのタタキをGET。そりゃ採りたて、炙り立てを食べたいけど仕方ない。せっかくここまで来たのだから。
道の駅ビオスおおがたは車中泊する人には人気だそうだが、なにせ海が近い。いかにも昼間海で遊んだ、という感じの車が数台停まってた。それに駐車場も広くていい感じの道の駅でした。

四万十川へ
翌朝、さあ今日も目覚めのいい朝です。
今日はいきなり北上します。目的地は松山。夜、友人と数年ぶりに再会の予定なので、なんとしても辿り着かなければなりません。
とにもかくにも四万十川です。でもなにも知らなかったので、昨晩調べました。川沿いにいくつか沈下橋を見ていきます。
黒潮町から四万十市を迂回、何回か道を間違えながら、三里橋・川登橋・高瀬橋を渡ってみる。


他に観光客はおらず、観光船もいない。おかげで車で橋を渡れたし、たもとに停めて、川まで降りることができた。
この沈下橋。洪水の時、潔く川の下に沈んでもいいように作られている。が、これだけの川幅があるのだから、とてつもない水量の洪水になるのだということ。自然の脅威を再認識する。
ホントに水が冷たくてきれい。
ほかにもいくつも沈下橋があるのだが、そう変わり映えもしないだろうからあとはスルー。

雲の上温泉
国道441号線を北上していきます。ちなみに西土佐大橋まで来れば、スーパー彦市西土佐店がありますが、ここまで約30km近くスーパー・CVSはありませんので、ご注意を。
スーパーでお弁当を買って食べたあとは、梼原町まで行き、「雲の上温泉」に入る。雲の上かどうかは別にして、さっぱりできていい温泉でした。

ちなみにここの高度は517m。

ついでに、梼原町の中にある、維新の群像も見にいきます。坂本龍馬だけでなく、土佐藩には、大きな夢と確固たる意志を持った若者が数多く生まれたのがわかります。
四国カルスト
次は四国カルストなんですが。
行き方を、GoogleMaps閣下にお伺いしたところ、地芳(じよし)トンネルの手前で脇道に入るルートのご指示がありました。ところがこれがそんでもなく曲がりくねった細ーい道でした。もし対向車があればアウト。幸い1台も会わずになんとか地芳峠に到着。地図見て、すごい曲がりくねってるな、と思ったらやめておきましょう。
地芳峠から高知県と愛媛県の県境を走る383号線が四国カルストです。
山口の秋吉台、福岡の平尾台とあわせて日本3大カルストというらしい。
厳しいドライブに疲れて、正直楽しむ余裕はなかったのですが、遠くに見えるやまなみは、九州とは違う四国の山の美しさを時間できました。
道後温泉
四国カルストのあとは、ぐるっと大回りして、440号線に合流し、一路松山に向かいます。

途中、なぜかトトロがいました。
松山では、市営の道後温泉駐車場に停めさせてもらいます。ネットでみて、松山市内で車中泊といったらココ、と書いてあったので決めました。けっこう混雑しているとのことでしたが、実際には数台しかいません。

ここは入り口から入って急坂を登ったところにあるので、基本的に出入りもなく静かです。料金は夕方から朝までで700円と大変リーズナブル。

駐車場から見た道後温泉。改装しながら営業中だそうです。ど派手なテントに囲まれてました。
駐車場の中には、無料の足湯があったので朝からいい気分。おかげで前夜の酔いも残ってません。
さぬきうどんを目指して
しかし、前夜のお酒のおかげで、今日のスケジュールは決まっていません。泊まれるのは、今日が最後。1泊しかできないのでこれ以上遠くには行けない。運賃の問題(高い)からフェリーの予約はキャンセルし、高速で本州に渡ってどこかで1泊。
尾道・今治ルートを観光しながら渡るか、と漠然と出発。とりあえず北上。
だが待てよと。それでは確固たる目的がない。でも、「確固たる目的」って??
何が食べたい? どこに行きたい?
そうだ! うどんを食べよう。(単純。)
まっすぐ向かえば、お昼にうどんが食べれる。そして橋を渡って岡山へ行けば何かあるさ。
ということで、コンビニ駐車場でささっと検索。善通寺市で2軒ほどターゲットを決め、急遽方向転換。東へ進みます。
道中、渋滞があったりはしましたが、3時間ほどで善通寺市へ。
最初のターゲットは、「宮川製麺所」。基本、一番心配したのは、駐車場。しかし、ここの駐車場は大きい。2、30台ぐらいいけそう。安心して来れます。

中に入ると、初めてにはやさしくレクチャしてくれます。で、玉は、中か小と聞かれます。ま、小は失礼かと思い、中を頼んだらなんと2玉。これは知らんかった。中は倍です、2倍。
でも美味しい。四国の人はなんて幸せなんだろう。うらやましい。

さあ、1軒でお腹いっぱいなんですが、次の2軒目は、すぐそば車で3分ほどのところにある、こだわり八輻。

さすがに、うどん2杯はもう十分。
岡山、矢掛宿
いったん道の駅で作戦会議。道の駅 ふれあいパークみの、へ行きます。
コスモランドみの、という遊園地と温泉施設がメインで、道の駅はそのついで、とい感じで、落ち着けない。岡山に渡る道順を確認して出発。ここに来るまで戻ったり、山道をぐるっと回って着きましたが、わざわざ来た意味は??? 道の駅といいながら、主役になってないところはなんとなくがっかりします。
丸亀は素通りし、高速に乗ります。与島を抜け、瀬戸大橋を渡り、岡山に入る。
倉敷は山手のほうに進み、目指すは矢掛宿。
西国街道の宿場町で、当時の佇まいを偲ばせる景観が保たれている。
中心部の国道側には道の駅山陽道やかげ宿があるし、無料の駐車場があちらこちらに作られている。行政も力を入れているのだろう。

ただ、もう少しそれらしい造りの建物があったらよかったのにと感じた。

道の駅クロスロードみつぎ
ここから2時間近く西進し、道の駅クロスロードみつぎに到着。近くにセブンイレブンがあり便利。駐車場は広くはないが、その分トラックの出入りは少ない。
夜中、バイクの出入りがあったが、ゆっくり休むことができた。
みちしおで貝汁
翌朝、天気予報は大雨。早々に福岡に戻ることにする。
昼前から雨が降り出し、下道の運転はしんどかったが、途中、山口小野田で40年来の念願の貝汁を食べる。


雨の中、予定時間通りに福岡に到着です。
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