東欧縦断の旅 〜 コロナ後最初の海外へ ハンガリー編③ 2022.7

海外旅行

王宮の丘

改めて王宮の丘への行き方。

ケーブルカーがバスが一般的

徒歩で登るのは危険。身をもって証明済み。

ケーブルカーは、くさり橋の西端にあるクラーク・アーダーム広場に乗り場があります。ただ、丘の上には南側着くので、メインまでは少し歩きます。

王宮の丘へのケーブルカー

 

バスは地下鉄路線2の終点から一つ手前、セール・カルマン駅(Széll Kálmán tér)から16番系統に乗れば行けます。

 

私は、降りる時も、適当に細い道を階段を使って降りていきます。

あとは、ドナウ川の西岸をぶらぶら。

鎖橋は工事中の為渡れず、エリーザベト橋まで行ってから、市街地に戻ります。

 

朝早くから、相当歩いて疲れたので、いったん宿に戻り休息。

 

廃墟バー

宿のあるユダヤ街には、古い建物が多く、そのうち廃墟のようになったところを、そのままバーとなっていて、若者に人気がある。

いわゆる、「廃墟バー」と言われているらしい。

宿の周辺にいくつかあるらしいので、行ってみた。

廃墟バー
廃墟バー

まだ外は明るいので、廃墟どころか、健康的ですらある。

それにしても人が多い。席もほとんど空いてないほど。

まずもって、一人で飲むような雰囲気ではない。

廃墟バー

暗くなるとそれらしくなるかも。

 

ビアバス

さあ、それでは今日一番の楽しみ、「ビアバス」へ行こう。

みたところ、よくある2階建ての観光バス。この2階でビールが飲めるようだ。

しかも、飲み放題(unlimited beer)と書いてあるではないか!

ビアバスのパンフレット

ちなみにここに書いてあるのは、

出発は、13時・14時15分・15時30分・16時45分・18時 の1日5回

料金は23ユーロ(約3,000円強)

1時間で市内をまわる

乗車地点は、バイチジリンスキー通りを北上し、アンドラージ通りを渡って少し行ったところ。

聖イシュトバーン大聖堂の向かいあたり。

ここに台車を出して切符を売っているのですぐわかる。

 

16時45分の便に乗るべく現地へ。意外に時間がかかり、着いたのは発車5分前。

幸いに席は空いていたものの(1グループ分=4人だけだったが)、ここでトラブル発生。

 

料金を払う時、100ユーロを出した。ユーロはこれしか持ってなかった。

すると係の人が、ノー!

お釣りがないらしい。店の中にいる人にも聞いて回っていたが、みんなノー。

おいおい、それはないだろ。

でも係の人がこっちに向かって言うには、このユーロを両替してこい、と。

 

ここでパニックになっていた、とはあとで気がついた。

「両替」なんてここ数年なじんでなかったんで、いきなり言われて理解できなくなったらしい。

最適解は、100ユーロをフォリントに両替すれば、なんとかなったはずだった。

それなのに、ユーロの小額紙幣を作らなければいけない、しか頭に浮かばなかった。

 

係のおっちゃんに、銀行行くから、発車はくれぐれも待っておくように言い伝えて、銀行にダッシュ。

そう、ATMでユーロをおろすしか頭の中にはなかったのです。

 

ともあれ、2、3のATMを探して、キャッシングしてなんとか細かいユーロをゲット。

なんとか23ユーロを作ることができた。

どこでもいいんで、その辺でユーロをフォリントに両替すればよかったんですけどね。その時は、あせってて、もうわかんなかった。

ちなみにこの時、100ユーロ紙幣がいくばくか貯まってしまいましたが、これ以降はほぼカード決済だったので、ほとんど使う場面がなく、最後の最後までこの時の100ユーロ紙幣が残ってた。

で、この100ユーロ紙幣の最後の1枚は、1ヶ月後、ウクライナ軍に寄付されました。

 

発車時間になんとか間に合って乗車。

1階にビール樽が積まれてて、2階は4席1卓にひとつビールのタップがついてます。

普通に考えたら、運転の振動でビールの抽出は無理だと思うけど、相当高いガス圧をかけていると思う。

日本では絶対に考えられないシチュエーション、ワクワクが止まらない。

 

ビアバスのタップ

しっかり、1テーブルに一つのタップがあります。

個人で乗ってるのは私だけ。一人でタップ独占!

ビアバスの中

こんな感じで出発。最初はおとなしい。

みんないい気分

ビールが入ればすぐにヒートアップ。

ビアバスから見えるドナウ川

ドナウ川を眺めながらのビール。もう最高。

対岸の国会議事堂

国会議事堂

ずいぶんと盛り上がっている

この頃になると、みんな上着を脱ぎ出す。ま、いいけど。

英雄広場

バスはペスト側に戻り、英雄広場を一周します。

ちなみに、この広場、建国1000年を記念して1896年に作られたとのこと。

 

ちょうど1時間で出発点に戻ってきて終了

個人的な感想としては、1時間飲み放題はうれしいものの、トイレがないとこれはやばい。途中で気づいたからビールはセーブした。

それでもこの経験は最高で、変え難いものだと思う。サンキュー、ブダペスト。

 

今日はこれでおしまい。

宿に戻る。近くのスーパーへ行ってビールを買う(おい、まだ飲むんかい!)

ホテルから一番近いスーパー(ビールが買えるとこ)がここ。大通りを渡れば、向かいに「SPER」もある。

 

部屋に帰ってビールを飲んでると、一人、机でビール飲んでるのが二人。

ひとりはアイルランド人、もうひとりはスエーデン人。せっかくだから、3人でビール。

二人とも大学生。

トイレに行って戻ると、二人で夜の街に飲みに行くことにしたらしい。

どうぞ、どうぞ。そりゃぁ、若者同士のほうが盛り上がるに違いない。

 

でも、アイルランド人とスエーデン人。今日がきっかけで、新たな縁ができるんだろう。これ、羨ましいんだけどな。

 

今日はフェス組はおらず静かな夜。 おやすみなさい。

 

さて、翌日。

ブダペストには1日半しかいなかったが、それなりにいろいろと濃い時間だった。

次の目的地はスロヴァキアのバンスカー・ビストリツァというところ。

本来、ポーランドのクラクフを目指していたが、ブダペスト発クラクフ行きの長距離バスは、途中スロヴァキアを縦断。

せっかくスロヴァキアを通るのなら、途中下車して1泊することにした。

 

今日も早起き、5時半に宿を出る。

昨日予行練習したおかげで、迷うことなくネプリゲート長距離バスターミナルに到着。

 

Söröző

地下街にある店。Sörözőとは、ビール主体の居酒屋のこと。

朝7時なのに、もうオープンしている。

 

macoton
macoton

バスの中でビールが飲み放題なんて、夢のような話。街の景色や観光地も楽しめて、お得感大でした。中にトイレがあれば最高なんですが。

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