東欧縦断の旅 〜 コロナ後最初の海外へ ポーランド・ワルシャワ編① 2022.8

海外旅行

ワルシャワ到着

さて、ポーランドの首都、ワルシャワにやってきた。

 

到着したのは、ワルシャワ中央駅

線路は地下になっていて、1階は切符売場。

北側には市内向けバスターミナル、東側には公園とワルシャワのシンボル、文化科学宮殿。1950年代にスターリンに肝入りで作られたんだとか。

外見だけでも社会主義様式を感じる。

展望台に上がれるらしい。

 

文化科学宮殿以外、社会主義のにおいはしない。想像以上に近代的な大都会だ。

まずは、切符を買いに行こう。そう、3日間フリーの切符。

大通りのトラムの停留所ホームにチケット販売機がある。

チケット販売機

前に並んでいた年配の夫婦が、どうしても買えないであきらめていた。自分の番になり、買おうとするが、どうもクレジットカードでの支払いがうまくいかず、なんどもやり直して、ようやく手に入れる。

さきほどの夫婦が戻ってきたので、買えたことを伝えたが、さてどうやればいいのかを上手く言えない。ポーランド語はさっぱりだし。

結局、何の役にも立たず。ごめんなさい。

 

タタムカ・ホステル

今日の宿泊先へ向かう。歩いてでも行けそうな距離だ。

 

トラムで、メイン通りのイェロソリムスキェ通りを進み、2つ先で降り、新世界通りへ左折。

この新世界通り、とてもおしゃれな通り。

歩道にテラス席が並んでいる。人も多い。

新世界通り

 

ちなみに、ここ新世界通りから、翌日に行く旧市街までは、世界遺産「ワルシャワ歴史地区」にしていされているとのこと。

 

その後、ショパン博物館の前を通り過ぎながら、しばらくして到着。

 

タタムカホステル外観

ワルシャワの宿、タタムカ・ホステル。4階だての建物一棟。ホステルでこの大きさは初めて。

タタムカホステルの食堂
タタムカホステルのドミトリー

館内の清潔さや室内なども、特に問題はない。

ただ、ワルシャワといえば、別の日本人宿があるらしく、ここは欧米人ばかり。

3日間で、日本人を含むアジア人とは一度も出会わなかった。

たまにはそれもよかろうかと。

プラソヴィ食堂

さあ、荷物を宿に置いた後、目指すのは、「プラソヴィ食堂」。

??? なに?

 

昨晩、ネット見てて見つけました。「ミルク・バー」だそうです。

??

そもそも「ミルク・バー」って。

あんた、陽の高いうちに酒は飲まん、て言うてたやないか。(でも暗くなったら飲みます、必ず)

しかもミルク???

 

ミルク・バー(Bar Mleczny)、というのは、端的にいうと、労働者向け大衆食堂のこと。

なんでかは知りません。

でも、その名前とのギャップが面白そうなので行ってみることにします。

 

そもそも、到着して最初に行くのが観光地でなくて、労働者向け大衆食堂だとは。

 

場所は、中心部から、バスで南へ15分ほどでしょうか。ただし、2回のりかえが必要。

ウヤズドフスキ公園というバス停で降り、10分ほど歩きます。

周囲は、いわゆる団地です。いかにも労働者向けのアパート群。元々のポーランドのイメージって、「労働者」とか「労働組合」「連帯」だとかだもの。街の中心からほど近いところにこんな団地があるのは、社会主義の名残のひとつか?

ただ、反面、公園も多く、緑も多い。

そんな、普通のワルシャワ市民がいる、午後の町をぼちぼち歩いて行く。

 

プラソヴィ食堂、ちょっと迷ったけど、なんとかたどり着く。

プラソヴィ食堂入口

 

店内、入ってみると、なんともいえない空間のおおきさが気になる。

 

室内の大部分を占める飲食スペースと、調理スペースに二分されていて、ざっくりとしたレイアウトにしかなっていない。

中国でもちょっと前までは、食堂といえばこんな感じだったな、と思い出した。

 

注文は、壁にある電子パネルのメニューを見て決めてから、食券売り場に並ぶ。そして口頭で注文し、お金を払う。

結局、食堂のシステムとしては、基本的に以前のままということか。

プラソヴィ食堂メニュー
プラソヴィ食堂 受取口

 

ちなみにビール類は置いてなくて、唯一、クワスとおぼしき飲み物があった。

 

せっかくだから外で食べよう。

ポークカツレツ

ポークカツレツときゅうり

 

新世界通り

来た道を戻るバスに乗り、新世界通りを歩いて宿に戻る。

 

タタムカ・ホステルの周辺とその夜

宿に戻ってはみたものの、まだ7時前。思いっきり明るい。

街角の盛り上がりも、まだまだこれから。

 

久しぶりに麺が食べたくなった。

GoogleMapで見つけたのが、宿から徒歩3分のところにあるここ。

「ミス・フォー」。東南アジア料理の店。

パクチーたっぷりのフォー。28ズオティ(800円弱)。

ビールは置いてなかったので、コンビニで買ってお持ち込み。

 

 

タタムカ・ホステルのドミトリーは4人部屋。

ワンフロア(ドミトリーのあるフロア)に6つぐらいの部屋と、トイレ×3・シャワールーム×2・洗濯用洗面台がある。

気持ちよく使える。そして100点付けたいのは、シャワールーム。ドアを開けると、3mほどの着替え室があり、その奥がシャワーになってる。これはいい。服を脱いだり着たりするのに、至極便利。これ以前以後とも、こんな作りのシャワールームはまだ経験ない。

 

というわけで、夜は明日以降の作戦タイム。

だったけど、すぐにおやすみなさい。

 

。。。。ところが。

夜中2時!! 部屋中にアラームが鳴り響く。

数分たってもやまない。

だれだ?!

発信源は、向かいの上段のベッド。でも、だれもいない。

あとの二人も起きてくる。でも、持ち主がいないんじゃ、止められない。

(初めて顔を合わせる)困り果てた3人。

10分ほど経っただろうか、部屋への侵入者1名。あわててベッドにあった携帯のアラームを消す。

どうやら、アラームをかけたままシャワーに行ってたようだ。

本人は、この3人がなぜ起きているかわかってないような感じ。

 

どう見ても、3人の中で一番の年長(=唯一の年寄り)であるわたしが、一言申さねばなるまい。

と覚悟を決めて、代表でシャワー男に抗議する。

「夜中にアラームをかけっぱなしとは何事だ!!」「眠れないではないか!!」

と文句を言う。     もちろん、日本語だけど。

 

シャワー男は、キョトンとしたまま。

 

ま、そりゃそうだわな。

 

というわけで、おやすみなさい。

とりあえず、年長者としての義務だけは果たしました。。。

 

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