東欧縦断の旅 〜 コロナ後最初の海外へ スロヴァキア編② 2022.8

ルジョンベロクの街 海外旅行

今日の夕食どうする?

隣の民家

どこの家も個性があって素敵です。

 

管理人さんがいないので、室内で調べ物。

今日をどう過ごすか、です。

GoogleMapsをよくよく見たところ、この村(私の中で町から村に格下げ)にあるものといえば、教会×1、食料品店×1、レストラン(3時間後、ピザ屋と判明)×1、集会所×1、民宿×1(こことは別)と判明。

以上。

ということは、今宵の私のディナータイムは、村唯一の食料品店しだい!

ならば、早めに攻略しとかなければ。

でも、なんか重ーい感じがしたんです。よ。

 

とりあえず、荷物は置いて村巡り(食料品店へ突撃)に出かけます。

家の前の道

小さな村なので、雨の中ですが、すべて徒歩5分圏内。

その食料品店ですが、悪い予感が的中。玄関には鍵。

村の食料品店

やっぱりそうなんだ。今日は土曜日の午後。

誰もいないので、教えてくれませんがそういうことなのでしょう。

 

さあ、ここで一生懸命考える。どうしよ?

でも、ここリスコヴァではなにもできないので、いったんルジョンベルクに戻るしかない。

です。

でもやはりというか、リスコヴァ駅まで戻って時刻表を見たら、つぎの列車は2時間後。

あー。

 

でもまだ時間があるので、ルジョンベルクまで戻ればなんとかなるはず。

そう思って歩き始めた。5kmぐらいなので、1時間ぐらいで着くと思った。

 

人生2度目のヒッチハイク

でも雨が強くなって歩けない。

こうなったら最後の手段、ヒッチハイクしかない!

と思った瞬間、向こうから1台の車。

思わず親指立てると、目の前で停まってくれた。

 

ラッキー!!

とにかく駅まで行きたいと言うと、OK乗れ、と。

運転手は怖そうな親父、助手席はヤンキーのような、たぶん息子。

二人とも英語がほとんどしゃべれず。でも息子の方は、日本人の友達がいるらしい。

話は全然通じなかった。

なんかうまくお礼も言えず、駅そばまで連れて行ってくれた。

ありがとう。

 

ルジョンベルク駅まで戻ってきて、スーパーCoopへ行くと、閉まってる。

午前中は開いてたのに。。 土曜日の営業時間は12時まで。みなさんご注意あれ。

ルジョンベルク駅前の橋

Wi-fiってどうしてる?

旅行中、Wi-fiはどうしてるのか、という話なんだけど。

私の場合、宿泊先ではバリバリ使うが、外に出た時は基本的には使わない。

Wi-fiルーターを常に持ってはいるが、どうしても必要な時にSIMカードを買って使うだけ。

基本、外で使うのはほぼ地図だけ。GoogleMapsは事前にダウンロードしておけば、Wi-fiなしで地図が見れるのでこれで十分。

ただ、検索はできないので、こういうふうにスーパーマーケットを探したい時は、しらみつぶしに探すしかないけど。

 

スーパーで夕食の買い物

仕方がないので、ルジョンベルク市内のスーパーを探し歩くことに。

すると、300mほど離れたところに、Tescoを発見。

スーパーマーケットTesco

即飛び込み、ビール、ワイン、パンを購入。

とここまでは、よかったよかった大正解!

 

じゃ、どうやって帰ろうか。

もう仕方ないよね。またヒッチハイクをお願いしよう。

行きでおろしてもらったとこまで行き、待ってたら、1台はスルーだったが、2台目が停まってくれた。ドライバーはおばさんで英語も全く通じず、会話はなかったが、村の中心あたりでおろしてくれた。

結局、行き帰りとヒッチハイクでお世話になりました。

人生2度目のヒッチハイクが無事成功。ちなみに、1度目は5年前、キルギスの空港で。

ありがとうございます。お返ししようがないのはつらいけど。

近所のお家

これがチェックイン?

宿に戻ってみると、人気はないが、誰かが来たのは間違いなさそう。

さらに20分ほど待つと、隣の家の2階の窓から、おばさんがこっちに向かって何か叫んでいる。

英語じゃなく、多分スロヴァキア語なんだろう。なんともちんぷんかんぷん。

おばさんは、すごい巨躯をゆらしながら、階段を降りこちらの家にやってきた。

 

どうやらこの人が、宿のオーナーらしい。事情があって空き家になったのを、隣の人が宿として運営しているのだろう。

全く話がつながらないが、一生懸命、部屋の紹介や冷蔵庫や食器の説明、バストイレの案内をしてくれ、じゃあどうぞごゆっくり、みたいなことを言って家に帰っていった。

キッチン
部屋

 

あらためて家の中を見てみる。家自体決して新しくはないが、きちんと手入れしてあり落ち着ける。

家具や食器などもきれい。

そういえば、Booking.comの総合評価は、8.5だった。

 

その後は、今後の移動手段の確保や観光の計画、宿の選定・予約など忙しく過ごす。

夜はパンとワインでゆったりと。

それにしても静か。雨音しか聞こえない。

静かにルジョンベルクの夜はふけていく。

 

ルジョンベルクの朝

朝、雨はやんでいる。

あいかわらず静か。雨上がりの朝はすがすがしい。

朝食は昨日の残りのピザパン。取っておいてよかった。

近所の家
村の通り

といっても特に行く場所もなく、昨日も歩いたところをブラブラする。

日曜日だったので、教会のまわりにはたくさんの車と人が。

ちょうど礼拝が終わったあとで、少しだけ教会の中をのぞかせてもらう。

教会の中

 

宿のおばちゃん、最初だけで、そのあと何の気配もないが、せめて写真ぐらい撮りたいなあ。再度確認すると、booking.com経由で宿賃は支払済み。

わざわざ隣家をノックするのもいかがなものかと遠慮すし、こちらから連絡取りようがないので、黙って部屋を出る。9時出発。

ただ、一言お礼を、紙に書いて出ていくのを忘れた。あー。

 

9時半の電車でルジョンベルクの町に戻る。クラクフ行きのバスは13時半発。

ルジョンベルク駅に到着

時間はたっぷりある。でも行くとこは特になし。

 

ルジョンベルクで時間をつぶす

街中のお店は日曜日なので、基本的に全部閉まってる。

昨日、あやうく食料難民になりそうだった教訓をふまえて、移動前に食料確保に動く。

きのうのスーパーTescoの先に、BILLAというスーパーがあるのでそこまで行ってみる。

 

ところがなんとそこは、神スーパーだった(たんに個人的な感想。)。

スーパーマーケットBILLA
野菜売場
ソーセージ売場

 

スーパーマーケット好きな私は、たっぷり時間をかけて、隅々まで見て堪能。

まさかのいいお店でした。

チキンレッグとハムとサラミを購入。今回初めての肉らしい肉。

 

その後は、バスターミナルのベンチでボーッとしたりランチをしたりして、2時間ほど過ごす。

チキンレッグ
パンとハム

これがランチ。

スロヴァキアって

結局、24時間の滞在でした。

たぶん、この国のなんにもわかんなかったと思う。

本来は、丘陵〜山岳地帯を、東西に伸びた国です。

それを南北に縦断し、途中1泊しただけでは、なにもわかるはずもない。

 

だから、もう一回行ってみたい。

もちろん首都にも行ってないし、自信はないけど、東西に横断した時に発見することがあるような気がします。

このルジョンベルクは、そういう意味で、東西と南北の交差点。

それから、世界遺産のヴルコリニェツには、ぜひトライしてみたい。

 

コメント