今日のスケジュールは、まず明日に乗るスロヴァキア行きのバスターミナルで確認をすること。そのあとはブダペスト市内観光です。
ネプリゲート長距離バスターミナル
朝、最初の目的地は、ネプリゲート長距離バスターミナル。ここに行って、明日のスロヴァキア行きの切符買い方を確認しに行きます。
まずは、地下鉄Blaha Lujza tér駅に向かいます。ここ、Astria駅よりも近い駅です。

今日は市内観光がメインで、移動を多くするので、一日乗車券を買う。

7/29の7:30に購入して、7/30の7:30まで有効という意味。たまたま説明しにくくなってます。
24時間で1,650フリント(約660円)。安い。基本運賃の5回弱分。これを使わない手はない。
私は海外旅行の市内観光の際は、必ず1日〜数日フリーの乗車券を買うか、運賃がものすごく安い国ではその都度買い、かのどちらかです。
行き先がよくわからない時(ほとんどそう)、とりあえず乗って、方向が違うと思ったらすぐ乗り換える為です。

ここで地下鉄にのり、2つ先の駅、Puskás Ferenc駅で乗り換え。


ここからは、南方面にNépliget行きのトロリーに乗り換えです。10分ほどで着きます。
ネプリゲート長距離バスターミナルは、ネプリゲートの交差点の東南方向なので、迷わないように地下街を進みましょう。

ターミナルビルに入って、手前側は国内線。そして一番奥に国際線のチケット売り場があります。
入り口の自動発券機で番号札を取って、番号が呼ばれたら、窓口へ行って購入します。
今日はここまで。実際に乗るのは明日朝の便。

ここでの目的は、これで終了。
ブダペスト中央市場
このあと、市内に向かおうとしたのですが、まずもって東西反対の郊外方面に行ってしまったり、反対に乗り換えると、今度はひらすら北に向かったり、乗った場所からぐるっと、ただ一周したりと散々な目に。
でも、これって意外に面白いので好き。いろんな発見があるから。
おそらく10回はバスやトロリー乗り換えたでしょう。
ようやく、バロッシ通りの西端にたどり着きました。ここから中央市場に向かいます。


ブダペスト中央市場。
この市場、なんと19世紀に建てられたとのこと。年季も歴史も十分。



市場はどこも楽しい。

かわいい店があったり。

この酒の陳列には圧倒されます。
市場の隣は、ブダペスト・コルヴィヌス大学

その先は、ドナウ川、リバティ橋。

観光船乗り場もあります。

ブダペスト西駅とマクドナルド
さあ、ここからどこに行くか。
ドナウ川左岸を行こうかと思ったが、お腹が空いてきた。朝食も食べてないし。
実は、今日のランチは決めてます。
それは、ブダペスト西駅のマクドナルド。 もう10年以上もマックには行ってないんですが、どうも歴史を感じさせる名所だそうで。
地下鉄路線4の Fővám tér駅から乗車。地下鉄路線3に乗り換えれば、ブダペスト西駅に着きます。

ただし、この時は、路線3が工事中の為、全線運休中。バスの代替運転あり。もう4年も工事しているのに運転再開は、未定だとか。
西駅に到着。

これは駅舎の中。中からマクドナルドには行けません。
いったん正面に出て、右回りに進んでいけば入り口があります。


20世紀初頭に建てられた駅舎の一部を利用しているとのこと。



注文したのは、ビッグマックセット、1,620フォリント(約650円)。
恐怖の館
その後、街中をブラブラし、テレーズ通りからアンドラーシ通りに入ると、「恐怖の館(Terror Háza)」があります。

なんともストレートな名前の博物館ですが、ナチスとソ連に占領された時代ハンガリーの人々と犠牲者の展示施設です。
入場料は3,000フォリント。基本的に写真撮影は禁止。

社会主義時代にハンガリー秘密警察の本部だった、地上4階地下1階の建物。
行方不明や処刑された人々の顔写真が一面に貼ってあったり、牢獄や拷問部屋などもあります。
その名の通り、恐怖の館でした。
丁寧に見ていけば、1日かかりそうな物量です。

建物の壁面に掲げられてたのは、マルギット・スラクタ(Margit Slachta)。ナチスのユダヤ人迫害に抵抗し、ハンガリー初の国会議員にもなった人。
次に向かったのが、ハールシュファ通り沿いにある、切手博物館(belyeg muzeum)。郵便局&税務署のビルの2階です。
入場料1,000フォリント。写真撮影禁止。

世界中の切手のコレクション(おそらく個人コレクションに近いと思う)が、国別年代別に保存してあり、見ることができる。
見学中は、係の人がずっと付いてまわり落ち着かない。
結局、ここに来ないとわからないものがあるわけでなく、よっぽどのマニアで、目的がないと来る価値はない、と思う。
南駅から王宮の丘へ
朝一番に乗った地下鉄Blaha Lujza tér駅から、今度は西方面の電車に乗り、ドナウ川をくぐり、ブダ側に行きます。
終着駅は、南駅。ここから王宮の丘を目指します。

南駅と王宮の丘の間にある「血の原」。名前とは反対に、気持ちのいい公園で、散策する人やジョギングする人がいてあいさつしてくれる。
戦争の時は、攻める方と守る方でこのあたり一帯が激戦になるのだろう、と勝手に推測してみる。
王宮の丘に登り始めるが、いわゆる裏側から登っていて、バスも通っていない。階段は急で体力を相当消耗する。
さらに途中に店はなく、もちろん自動販売機があるよしもなく、さらに頂部分まで登ると店もレストランもたくさんあるが、全て観光地価格になる。
必ずミネラルウォーターを南駅で補給してから行きましょう。


やっと丘の上まで登ってきました。

丘の裏手から登ってきたので、街の西側、ブダの街です。

ブダペストのハイライト、マチャーシュ教会。

すぐ横の聖イシュトヴァーン騎馬像。
奥が漁夫の砦。レストランになってますが、ところどころからブダペスト市街が望めます。


ナチス占領時代や社会主義時代に対して、はっきりとノーを思いっきりぶつけている事が、実は意外でした。ですが、それだけ人々が苦しんでた、と言う事なんでしょうね。ドイツやロシアの観光客はどう受け止めているのでしょうか。
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