王宮の丘
改めて王宮の丘への行き方。
ケーブルカーがバスが一般的。
徒歩で登るのは危険。身をもって証明済み。
ケーブルカーは、くさり橋の西端にあるクラーク・アーダーム広場に乗り場があります。ただ、丘の上には南側着くので、メインまでは少し歩きます。

バスは地下鉄路線2の終点から一つ手前、セール・カルマン駅(Széll Kálmán tér)から16番系統に乗れば行けます。
私は、降りる時も、適当に細い道を階段を使って降りていきます。
あとは、ドナウ川の西岸をぶらぶら。
鎖橋は工事中の為渡れず、エリーザベト橋まで行ってから、市街地に戻ります。
朝早くから、相当歩いて疲れたので、いったん宿に戻り休息。
廃墟バー
宿のあるユダヤ街には、古い建物が多く、そのうち廃墟のようになったところを、そのままバーとなっていて、若者に人気がある。
いわゆる、「廃墟バー」と言われているらしい。
宿の周辺にいくつかあるらしいので、行ってみた。


まだ外は明るいので、廃墟どころか、健康的ですらある。
それにしても人が多い。席もほとんど空いてないほど。
まずもって、一人で飲むような雰囲気ではない。

暗くなるとそれらしくなるかも。
ビアバス
さあ、それでは今日一番の楽しみ、「ビアバス」へ行こう。
みたところ、よくある2階建ての観光バス。この2階でビールが飲めるようだ。
しかも、飲み放題(unlimited beer)と書いてあるではないか!

ちなみにここに書いてあるのは、
出発は、13時・14時15分・15時30分・16時45分・18時 の1日5回
料金は23ユーロ(約3,000円強)
1時間で市内をまわる
乗車地点は、バイチジリンスキー通りを北上し、アンドラージ通りを渡って少し行ったところ。
聖イシュトバーン大聖堂の向かいあたり。
ここに台車を出して切符を売っているのですぐわかる。
16時45分の便に乗るべく現地へ。意外に時間がかかり、着いたのは発車5分前。
幸いに席は空いていたものの(1グループ分=4人だけだったが)、ここでトラブル発生。
料金を払う時、100ユーロを出した。ユーロはこれしか持ってなかった。
すると係の人が、ノー!
お釣りがないらしい。店の中にいる人にも聞いて回っていたが、みんなノー。
おいおい、それはないだろ。
でも係の人がこっちに向かって言うには、このユーロを両替してこい、と。
ここでパニックになっていた、とはあとで気がついた。
「両替」なんてここ数年なじんでなかったんで、いきなり言われて理解できなくなったらしい。
最適解は、100ユーロをフォリントに両替すれば、なんとかなったはずだった。
それなのに、ユーロの小額紙幣を作らなければいけない、しか頭に浮かばなかった。
係のおっちゃんに、銀行行くから、発車はくれぐれも待っておくように言い伝えて、銀行にダッシュ。
そう、ATMでユーロをおろすしか頭の中にはなかったのです。
ともあれ、2、3のATMを探して、キャッシングしてなんとか細かいユーロをゲット。
なんとか23ユーロを作ることができた。
どこでもいいんで、その辺でユーロをフォリントに両替すればよかったんですけどね。その時は、あせってて、もうわかんなかった。
ちなみにこの時、100ユーロ紙幣がいくばくか貯まってしまいましたが、これ以降はほぼカード決済だったので、ほとんど使う場面がなく、最後の最後までこの時の100ユーロ紙幣が残ってた。
で、この100ユーロ紙幣の最後の1枚は、1ヶ月後、ウクライナ軍に寄付されました。
発車時間になんとか間に合って乗車。
1階にビール樽が積まれてて、2階は4席1卓にひとつビールのタップがついてます。
普通に考えたら、運転の振動でビールの抽出は無理だと思うけど、相当高いガス圧をかけていると思う。
日本では絶対に考えられないシチュエーション、ワクワクが止まらない。

しっかり、1テーブルに一つのタップがあります。
個人で乗ってるのは私だけ。一人でタップ独占!

こんな感じで出発。最初はおとなしい。

ビールが入ればすぐにヒートアップ。

ドナウ川を眺めながらのビール。もう最高。

国会議事堂。

この頃になると、みんな上着を脱ぎ出す。ま、いいけど。

バスはペスト側に戻り、英雄広場を一周します。
ちなみに、この広場、建国1000年を記念して1896年に作られたとのこと。
ちょうど1時間で出発点に戻ってきて終了。
個人的な感想としては、1時間飲み放題はうれしいものの、トイレがないとこれはやばい。途中で気づいたからビールはセーブした。
それでもこの経験は最高で、変え難いものだと思う。サンキュー、ブダペスト。
今日はこれでおしまい。
宿に戻る。近くのスーパーへ行ってビールを買う(おい、まだ飲むんかい!)
ホテルから一番近いスーパー(ビールが買えるとこ)がここ。大通りを渡れば、向かいに「SPER」もある。
部屋に帰ってビールを飲んでると、一人、机でビール飲んでるのが二人。
ひとりはアイルランド人、もうひとりはスエーデン人。せっかくだから、3人でビール。
二人とも大学生。
トイレに行って戻ると、二人で夜の街に飲みに行くことにしたらしい。
どうぞ、どうぞ。そりゃぁ、若者同士のほうが盛り上がるに違いない。
でも、アイルランド人とスエーデン人。今日がきっかけで、新たな縁ができるんだろう。これ、羨ましいんだけどな。
今日はフェス組はおらず静かな夜。 おやすみなさい。
さて、翌日。
ブダペストには1日半しかいなかったが、それなりにいろいろと濃い時間だった。
次の目的地はスロヴァキアのバンスカー・ビストリツァというところ。
本来、ポーランドのクラクフを目指していたが、ブダペスト発クラクフ行きの長距離バスは、途中スロヴァキアを縦断。
せっかくスロヴァキアを通るのなら、途中下車して1泊することにした。
今日も早起き、5時半に宿を出る。
昨日予行練習したおかげで、迷うことなくネプリゲート長距離バスターミナルに到着。

地下街にある店。Sörözőとは、ビール主体の居酒屋のこと。
朝7時なのに、もうオープンしている。

バスの中でビールが飲み放題なんて、夢のような話。街の景色や観光地も楽しめて、お得感大でした。中にトイレがあれば最高なんですが。
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